RUDI 2017年4月7日号
MAQUIA 2017年5月号
Hanakoママ 49号
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ABOUT ORGANIC LIFE
オーガニックは人と環境に優しい
オーガニックの定義
オーガニックとは、有機栽培、有機農法とも言われています。簡単に言うと、化学肥料や農薬を使わずに育てられた作物や畜産物のことを指しています。
ただ化学肥料や農薬を使わないだけではなく、オーガニックを名乗るには、その土壌で2~3年前から化学肥料を使ってないこと、遺伝子組み換えの種は使用しない、畜産物の場合は飼料も有機であること、など、様々な基準があります。
厳密にはそれぞれのオーガニック認定機関によって定義が異なるものの、どれも共通して言えるのは、オーガニックとは、化学的なものをできるだけ使わず、環境負荷をより少なくし、自然を大切にすること。それが私たちの安全・健康増進にも繋がると考えています。
日本のオーガニック認定、有機JASマーク
日本食品には、オーガニック認定を農林水産省が行なっており、認定された商品には有機JASマークがつけられます。対象となるのは、農産物、畜産物、加工食品です。この認定がないものに対して、有機、オーガニックといった紛らわし表現をすることが禁止されています。
海外のオーガニック認定機関
世界にはヨーロッパを中心に沢山のオーガニック認定機関があります。日本にはオーガニックコスメの認定機関がないため、海外の認定を得たオーガニックコスメが販売されています。どれも厳しい規定が定められており、原料を育てる土壌の規定、ある一定の化学成分を禁止、動物実験をしない・・など様々な規定をクリアして初めてオーガニック認定のマークが付けられます。世界で有名なオーガニックコスメ認定機関をいくつか紹介します。
ECOCERT
Soil Association
BDHI
USDA Organic
ICEA
NaTrue
ACO
demeter
オーガニック原料から、自然環境への好循環が生まれる
オーガニックの農作物、畜産物を作るということは、それに関わる様々なものも有機的なものを使うことになります。一手間かかりますが、自然を重視した好循環が生まれ、広がって行きます。オーガニックは、ただ化学肥料を使わずにできた体に優しいものというだけでなく、環境を好循環に導く考え方です。私たちがオーガニックの商品を選んでマーケットが拡大するほど、自然をよくすることにつながっていきます。
オーガニックは自然そのものの力を吸収できる
化学的なものを使わずに、自然本来のままの土や原料を使って育った農作物は、自然のエネルギーが多く含まれています。実際、自然の力が沢山詰まったオーガニックコスメは、使っているうちに肌本来の保湿力や治癒力を発揮できると言われています。また、オーガニックコスメには合成香料を禁止されているものも多く、香りからもリラックス効果が得られます。このように、材料一つ一つから自然の恵みを得られることができます。
一番バランスの取れた状態で体に届く
人工的な成分は、例えばビタミンCの場合、ビタミンCだけが成分となるため、ビタミンCが持つ本来の効果を得るのは難しくなります。しかし、自然のものからビタミンCを得ようとする場合、その植物がもつそのほかの成分も一緒に摂ることになり、一番バランスの取れた自然恵みを体内に届けることができます。