キトゥルハニー（キトゥルシロップ）

スリランカのくじゃくヤシの蜜

スリランカでは、水牛の乳（ミーキリ）ヨーグルト「カード（Curd）」は、濃厚だけどさらっとして黒糖のようなキトゥルハニーをカードの上に、たっぷりと垂らして食すのが現地の定番。キトゥルハニーの深く、だし感があって、わずかにスモーキーな黒糖のような甘さが、素焼きの壺で水分が吸収されて濃厚な食感のカードの酸味によく合います。

また、スリランカを定番デザートでカルダモン、ナツメグをつかった少しスパイシーでプリンのような「ワタラッパン（Watalappan）」に使います。

コーヒーや紅茶の甘味料として。アイスコーヒーやアイスティーにもばっちり。プレーンヨーグルトやトースト、アイスクリームにかけたり、砂糖の代替として料理にも。コクと深みがでます。

研究報告によってGI値には幅がありますが、「低GI」の範疇にあります。2018年に行われたAdikariらによる研究では、GI値は27.84という非常に低い値が報告されています。
Glycemic Index of Caryota urens (Kithul) Treacle and Jaggery; Traditional Natural Sweeteners of Sri Lanka (Adikari et al., 2018)

キトゥルヤシは、苗を植えてから樹液を採取できるようになるまで約30年もの歳月を要します。ほとんどがスリランカの高原地帯に野生で存在しています。 花房に切り込みを入れ、そこから滴り落ちる樹液（テリッジャ）を集めるために、素焼きの壺やボトルを設置します。この樹液の分泌は非常にゆっくりで、一日にごくわずかな量しか採れません。


【内容量】700g(500ml）
【原材料】クジャクヤシ花序液
【原産国】スリランカ